転食日記ブログ

イタリアでの料理留学生活をお届けします。
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パルマに行ってきま〜す!
今日こそは更新をしようと思ったのですが、毎日が本当に忙しくて既に午前1時になってしまいました・・・。

明日は5時半にイエジを出発し、初の学校の授業としての「食材の旅」に行ってきます。場所はパルマです。

せっかく遠くまで足を延ばすので、金曜はそのまま泊まって翌日パルマ近辺を観光してから帰ろうかと思っています♪
| junaprile | イタリア小旅行 | 07:48 | comments(2) | - |
明日から、Veneziaに行って来ます♪
3月24日 Venerdi

昨日、今日と「食の都」Emilia-Romagnaのお料理を習いました。
かなりたくさんの手打ちパスタを打って、只今筋肉痛です・・・。
ブログに書きたいことは本当にたくさんあるのですが、実は最近PCがウイルスに侵されていて全く書けなかったのです(涙。

そして、明日は4時起きでVeneziaに行ってきます!
初のお泊り小旅行、かつ高級レストランで勉強です(食べるだけですが)。
記念すべき第一回目の勉強レストランは、なんとなんと"Tre Forchetta(三本のフォーク。イタリアでの三ツ星のことです。)"を最年少で獲得したシェフ、マッシミリアーノ・アライモのリストランテ、"Ristorante Le Calandre(リストランテ・レ・カランドレ)"です。

このレストランとは別に、"Bassano del Grappa"という、グラッパの有名なところへも足を延ばしてきます。

後日、詳細をご紹介しますのでお楽しみに!
| junaprile | イタリア小旅行 | 09:12 | comments(0) | - |
ほぼ、全員集合!
3月20日 Lunedi

昨日、新たにItal.cook(学校の名前です)のメンバーが1名加わりました。そして今日、残りのメンバーが到着するとのことで朝からわくわく。

今回、残念ながら書類の関係などでロシアの男性3名が来られないようです。男性が少ないし、ロシア人の友達がいなかったので、話してみたかったなぁ・・・と少々がっかり。

それはさておき、私が一緒に学ぶ方々は以下の通りです♪

・日本人(男性:1名、女性:4名)
・イスラエル人(女性:1名)
・スウェーデン人(女性:1名)
・アメリカ人(男性:1名)
・フィリピン人(女性:1名)
・エストニア人(女性:1名)
・イギリス人(男性:1名)

参加不明な方々
・ロシア人(男性:3名)
・カナダ人(男性?:1名)
・エストニア人(?:1名)

参加不明な方々は、おそらく不参加だろうということで、今回は9名10名での実習のようです。日本人が一番多くさらに女性ばかりですが、国際色も豊かで楽しくなりそう♪

イタリア語の授業は明日で一旦終了し、いよいよ明後日から実習が始まります!!
| junaprile | イタリア生活 | 08:06 | comments(2) | - |
JESI "Trattoria da Antonietta"
3月18日 Sabato

手打ちのタリアテッレ、ラグーソース l'insalata misto il fritto misto

下の記事に書いた、美味しいお店をご紹介します。
イタリア語の先生Chiara(キアラ)が教えてくれた、おばあちゃんシェフがパスタ生地から全て手作業で作っているという、イエジ老舗のトラットリアです。

11:30ごろお店に入ると、まだお店の方の賄い時間でした。が、「入って待っていていいよ」と快く言ってくださったので、お言葉に甘えて中で待たせていただきました。

"Trattoria da Antonietta"はショップカード*によると1950年創業。店内は40〜50席あり、Barも併設しています。ホールは笑顔の素敵な女性が一人で、てきぱきとさばいていました。

紙に書かれたメニューはなく、その日のパスタの種類(大抵はラザニア、タリアテッレ、ラビオリといった昔ながらのもの)と2種類のソース(sugo biancoはベシャメルソース、sugo rossoはラグーソース)から選びます。

私はプリモにタリアテッレのラグーソースをいただきました。パスタが手打ちだけあってもちもちとしていて、さっぱりとしたソースがしっかり絡んでいて本当に美味!盛り方も、豪快に盛られていることの多いイタリアですが、シンプルかつ丁寧でおばあちゃんの人柄がお皿から伝わってきました。
※上の写真をクリックすると大きくなります。

付け合せは、Kさんと一緒に"insalata misto(ミックスサラダ)"と野菜と子羊、豚肉の"fritto misto(フライの盛り合わせ)"をいただきました。ミックスサラダは人参やフィノッキオ、セロリが珍しく輪切りになっていて、見た目はどこかの民宿で出てくるサラダなのですが、これまたオリーブオイルの味が利いた絶妙なドレッシングが野菜にしっかり絡まっていて美味しい!フリットも、実はイタリアに来てから初めて注文したのですが、カリフラワーやカルチョフィ(アーティチョーク)が熱くてほくほくで、幸せ〜なお味でした。

お店は月〜土まで、お昼のみの営業ですが、昔から来ている様子の常連のおじいちゃんや家族連れで賑わっていました。気さくに話しかけてくれるおじいちゃんがいたり、食事以外でも気持ちのよいお店でした。

お会計後Barでグラッパをご馳走になり、ほろ酔い気分でお店を出ました。グラッパは50度のもので、舐めたとたんにアルコールがとび、口から胃までが一瞬にしてよい香りと熱気に満たされます。美味しいのですが、呑み過ぎ注意のお酒です。

帰る間際に厨房を覗くと、Antoniettaさんと思しきおばあちゃんシェフがウインクをして手を振ってくれました。イエジにいる間にぜひまた食べにきたいなと思いました。

*ショップカード…イタリア語では"biglietto da visita"というそうです。一度"carta di ristorante"と言ってみましたが、全く通じませんでした。
| junaprile | イタリアのお店 | 05:15 | comments(4) | - |
土曜の朝は、蚤の市♪
3月18日 Sabato

今朝は、Polizia(交番)に滞在許可証を受け取りに行くため、早起きして街にでました。無事、滞在許可証を受け取ってからは、城塞内で開かれているという蚤の市へ繰り出しました。

まだ土曜の朝9時だというのに、街の中はかつて見ないほどの人・人・人。歩くときに人を避けるのは初めてだったかもしれません(笑。そして、想像以上に多い露天?の数にびっくり。キッチン道具から布団から洋服、靴までなんでもあります。

土曜の蚤の市


売っているものを見ると、やはり薄利多売といった様子で、品質はほどほど。イタリア人は質にこだわりそうなイメージがあったので(勝手なイメージですが)蚤の市でたくさんの人が買い物をしている姿を見て、少々意外でした。

私も、Kさんと一緒にあちこちをぶらぶら。最後に春物の上着を1着買いました♪なんとお値段8ユーロ。こちらに冬物の上着しか持ってきていなかったので、何か軽く羽織るものが欲しかったのです。これでいつ春が訪れても大丈夫!

その後、これまた美味しいレストランに行き昼食をとりました。(レポートは別の機会に!)食後は散歩がてら、城塞の周りをぐるり一周して帰ったのですが、これまで億劫がって足を運ばなかった駅の並びの通りをしばらく歩いていると、COOPと共に大きなショッピングセンターを見つけました。駅の向こうにもシネコンと大きなスーパーを見つけたのですが、ここはさらに大きなお店が一箇所に集中しており、本当にアメリカのようでした。

DIYセンター、安いスポーツショップ、家電・PCショップ、スーパーマーケット、赤ちゃん用品店、子どものプレイルーム、などがあったのですがDIYショップが一番面白かったです。

私はここで物干し竿(またしても実用品・・・)とかわいい軍手を購入。買わなかったものの便利そう!と思ったものは、オイルヒーターにひっかけて使う加湿器。「加湿器」というよりも石焼の花瓶のようなものです。説明のイラストを見ると、水と一緒にアロマオイルを垂らして同時にアロマを楽しめます♪といったところでした。日本にオイルヒーターがあったらぜひとも購入したい一品です。写真で伝わるかな?

オイルヒーターにかける加湿花瓶


帰り道、またまた桜並木(梅?)を発見。既に多くの花をつけている木もあり、とっても綺麗でした。

桜?梅??

| junaprile | イタリア生活 | 04:30 | comments(0) | - |
イタリアで映画
3月16日 Giovedi

映画館前のポスター

今日は、エノテカで2時間弱アペリティーボを楽しんでから、初の映画に繰り出しました。イエジの街には大きい映画館(シネコン)と小さい映画館があります。大きい方は駅の向こう側にあるのですが、先日見に行ったらスーパーとお店が併設されており、駐車場も広くてまるでアメリカでした。私は城塞内にある、この小さな映画館の方が好きです。

映画は、話題作の『CRASH』を観ました。火曜・木曜は"Ingresso Donna €3.00(レディースデイ)"ということで、通常5、6ユーロ程度が3ユーロになります。もちろんこの日を逃すわけにはいきません!

イタリア語はほとんど分かりませんでしたが、前夜にインターネットで『CRASH』のサイトを見て勉強したので(笑、映画の概要は理解できました。・・・が、日本に帰ったら日本語でもう一度観たいと思います。

ところで、イタリアの映画事情、やはり日本とは全く違いました。イエジが田舎だからということも多分にあると思いますが・・・。

日本と違う点:その1
開館時間が短い。城塞内の映画館の場合、平日・土日20:30〜23:30。

日本と違う点:その2
本編の前の予告編がない。時間になったら突然始まりました。

日本と違う点:その3"intervallo"(中休み)がある。2時間弱の映画なのに、突然映像が消え、スクリーンに"intervallo"の文字が。5分くらい時間が経ってからまたふと始まりました。

日本と違う点:その4
映像がずれる(笑。中休みの後、しばし映像が2分割されていました(笑。まぁ、これはきっとイエジの小さな映画館だからです・・・。お客さんは私たちのほかに2組くらいしかおらず、誰も文句を言う人はいませんでした。

日本と違う点:その5
エンドロールは省略。映画が終わってエンドロールで余韻に浸ろうと思ったのも束の間、ぶちっとスクリーンが真っ暗になってしまいました。さらに終了しても館内は真っ暗のまま。

日本と違う点:その6
館内がとにかく、寒い!上着を掛けていたのですが、後半は凍えて震えながら観ていました。日本も映画館によってはそうなのかも?

映画の内容もさることながら、映画の観かたの違いを発見する方が面白かったです。映画『ニュー・シネマ・パラダイス』そのままとは行きませんでしたが、手作り感が温かいです。
3ユーロと安いし、また来よう♪と思いました。
| junaprile | イタリア生活 | 18:08 | comments(2) | - |
私のお気に入り : Formaggio pecolino (ペコリーノチーズ)

イタリアに来て、私のお気に入りがたくさんできたので、少しずつご紹介します。
第一弾は、学校の地下のEnoteca*でaperitivo(アペリティーボ)**に出てきたチーズ。白ワインにぴったりでとても美味しかったので翌日さっそく買いに行きました。今回試食したのは以下2種類です。

−Formaggio pecolino biologico, produttore CHESSA
(il tipo di pecolino e’ lacrima)
有機(?)ペコリーノチーズ、CHESSA産 (ペコリーノのタイプ : “涙・しずく”)

−Formaggio pecolino , produttore BELTRAMI
(il tipo di pecolino e’ un pecolino stagionato in botte con erbe)
ペコリーノチーズ、BELTRAMI産 (ペコリーノのタイプ : 牧草と一緒に樽の中でよく熟成させた)

BELTRAMI産のものはタイプ名にもあるように、よく熟成させているのでCHESSA産よりは固く、くせも強いのですが、深いコクがあります。値段も25ユーロ/Kg と高め。ちなみにCHESSA産は23ユーロ/Kgでした。エノテカは街のチーズ屋さんよりはお値段が高めのようです。(おそらく、いいのを置いているのでしょう!)

どちらも美味しかったのですが、毎日食べるなら軽めの方がいいなと思い、今回はCHESSA産の方を買いました。その夜さっそく、生ハム(これまた絶品、クラテッロ<Culatello>と呼ばれる臀部のハムです。別の機会にご紹介します!)と白ワインと一緒にいただきました。も〜たまらん美味しさです。
エノテカで前回いただいたときは、ワイン、チーズ2種類×2、生ハム×3、パンで3ユーロでした。なんて贅沢な!しばらくアペリティーボにはまりそうです。

その夜のaperitivo♪


*Enoteca・・・貴重なワインのコレクションをしているワイン展示館のこと。試飲のできるワインの販売所のこと。
**aperitivo・・・アペリティフ。食前酒。夕食前に軽くおつまみやお酒を飲むこと。生ハムやチーズなど、地域によっても異なるが、頼んだお酒と一緒にたくさんのおつまみがついてくるので夕食をアペリティーボで済ますこともあるとか。意外にもイタリアで流行り始めたのはここ4,5年前からのようです。
| junaprile | イタリアの食 | 07:53 | comments(2) | - |
念願の、「鏡」到着。
3月15日 Mercoledi

覚書とこれから私と同じ学校へ行く方のために(笑・・・。

念願の鏡が到着しました!
オステッロの部屋には鏡が一枚もなく、「女の子の部屋に鏡がないなんて信じられない〜!姿見くれ〜!」(こんな言い方はしていませんが)と私がしつこくせがんでいたのです。

言ってから大分経ちましたが、昨日無事一部屋に一枚、手に入れました。但し姿見ではなく大きめの丸い鏡・・・。まぁ、よしとします。

オステッロの壁はコンクリートなのですが、釘を打ってよいそうなので遠慮なくガツンといっておきました。

先日の大きいランプで部屋も明るくなり、鏡が入ったので身支度も部屋の中ででき、ようやく部屋らしくなったかな、とご満悦の私なのでした♪

追記:小さいランプも同時に渡されたのですが、なんとランプのサイズが合わず・・・。どこまでも一筋縄ではいかないみたいです。とほほ。
| junaprile | イタリア生活 | 08:17 | comments(2) | - |
朝の散歩で見つけたもの
3月13日 Lunedi

今朝は、珍しく朝食を食べてすぐに街に繰り出しました。
月曜は多くのお店が16時まで閉まっているようなので、何にもないかもな〜と思いつつ、いつも午前中は引きこもり気味な自分に渇っ!

結果は・・・たくさんの発見と出会いがありました。以下詳細。

1、メルカートデビュー!
遅ればせながら、ようやくメルカート(市場)デビューを果たしました。いつも学校の窓から見えるメルカートの閉まった扉を見て、今日も行けなかった・・・と思っていたのです。
メルカートは月〜土までやっていて、土曜日はとても混んでいるようですが今日は空いていました。さっそくアーティチョーク、トマト、小さい玉ねぎ、オレンジ、りんごを買いました♪トマトが美味しそう〜〜!ああ、かぶりつきたい!!

2、イエジ・バジリカ大聖堂(Basilica Cattedrale di Jesi)

"La Porta del Giubioleo(Giubioleoの扉)"と呼ばれる、素晴らしい扉をもつ大聖堂です。こちらも今朝、はじめて中に入ることができました。
大きな教会には、私一人。どこからか聞こえるパイプオルガンのミサの響きが心地よくて、しばらく座って聞いていました。私は大学で合唱をやっていて、特にミサ曲が好きだったのです。
教会を後にしようとすると、向こうの方で小柄なシスターが私を呼んでいました。「そこは締めたから、こちらから出なさい。」とのことでした。外国人の私を見て、彼女がどこから来たの?いつからイエジにいるの?と質問をしてきました。話していると、卒業生のButakoさんのことを知っていて、彼女によろしく伝えてと言っていました。
ミサ曲は日曜11時に聴くことができるそうなので、ちょっとお邪魔してみようかなと思います。一緒に歌うことができたら、素敵なのになぁ・・・。

3、ウインドウショッピングで・・・
大通りでウインドウショッピングをしていると、一枚のTシャツが目に飛び込んできました。子供服と思われるその派手なピンクのTシャツには、胸元にでかでかと『東京おしゃれ計画』と書かれていました。・・・。おしゃれ計画・・・。東京・・・。ものすごく、ダサい・・・。
こういうキャッチフレーズ?を決める人って、どの程度その国の言葉を知っているんでしょうね?いつも不思議です。

最後に、イタリアにも梅の花が咲いていました。
梅の花を見ると日本を思い出します。春の訪れを感じました。

梅の花
| junaprile | イタリア生活 | 18:17 | comments(0) | - |
ああ、幻の"GENGA(ジェンガ)":後編
3月11日 Sabato

電車を逃してしまい途方に暮れた私たちは、まずはあちこちの人に電車以外の方法がないかを聞いて回りました。しかし残念ながら、答えは"no"。
私たちは、3時間待つのも、諦めて帰るのも嫌だったので、思い切って歩いてみることにしました。ついでに運よく乗せてくれる車があるかもしれないので、同時にヒッチハイクをすることにして。
※注!
イタリアでは(というかどこでも?)ヒッチハイクは絶対にしてはいけません。挑戦した私がいうのは変な話ですが、思っていたよりもずっと危険なことのようです。イエジが安全ですこし気が緩んでいました。私も以後断じてしません!のでご安心を。


途中から手ごたえのないヒッチハイクは諦め、二人で黙々と、隣を走る線路を頼りに歩き続けました。道に咲く桜のような花を写真に収め、「こんなことでもない限りこの道を歩くことはなかっただろうね〜。面白いもんだね。」なんて言って慰めあいながら・・・。

しかしどれだけ歩いても、GENGAの一つ前に見えるはずの駅さえ見えてきませんでした。いつからか、足元には今朝降ったらしい雹(ヒョウ)がまるでお米をばらまいたように白い粒になってたくさん散らばっていました。雹は積乱雲から降り、主に雷雨に伴って降るそうですが、実際に見たのは初めてでした。雷が鳴っていて怖かったけれど、足元で雹がくだける音はシャリシャリと心地よかったです。

2時間くらい経ち、ようやくGENGAの一つ前の駅、SERRA S.QUIRICOが見えてきました。道行く人にGENGAまでの道を尋ねると「歩くと30分くらいかかるわよ。」と言われました。この時30分を近いと感じたのは言うまでもなく、後戻りのできない私たちは士気を高めて歩き出しました。

ようやく"Grotte di Frasassi"の看板が見えてきたところで、今度はなんと目の前に大きなトンネルが。・・・。このトンネル内は歩けるんだろうか・・・。一抹の不安を感じつつ、近づいてみようとしていると、近くの工場から出てきた車から呼び声が。聞けば「そのトンネル内を歩くことはできない。」とのことでした。そんな・・・ここまで来たのに。この道を戻るのはあまりにも悲しい。

がっかりしながらも、一筋の希望にかけて彼に成り行きを話しました。「GENGA駅で降りそびれて、次の電車が13時にしかなくて、ここまで歩いて来たんです。」ああ、今日は何回このセリフを言っただろうか。すると彼が「じゃあ、GENGAまで行ってあげるから、乗りな。」と言ってくれたんです!夢にまでみたこの言葉。「あなたは本当に親切な人ですね。助かりました。ほっとしました。」と分かる限りの安心感と感謝を述べてみました。

実際に車に乗ってGENGAへ行くと、長い長いトンネルが続き、徒歩ならあと30分程はかかっただろう道がありました。私たちは無事、鍾乳洞のチケット売り場まで送ってもらい、彼に手を振りました。本当に、たどり着いてよかった。彼に声をかけてもらえてよかった。安堵感でいっぱいになった二人は、軽い昼食をとったのでした。

鍾乳洞は一人13ユーロ。専用のバスに12:30に乗り込みました。同乗者は同じガイドから説明を聞きながら歩きます。一般公開されている見学コースは約1.5km。既に3時間近く歩いた私たちには結構きつかったのですが、それを忘れさせるくらいの見事な鍾乳洞でした。とにかく天井が高く、またライトアップが白とクリーム色、群青色とあり、光の使い方で随分印象が違いました。ちなみに、私は映画『グーニーズ』が好きなのですが(子どものころに見てそれ以来大好きな冒険映画です。)、鍾乳洞はグーニーズの世界にいるみたいでわくわくしました。

帰りに駅近くのレストランに寄り、そのレストランにいた地元の男性グループからワインを一杯ごちそうになりました。店に入ってからずーっと、遠慮なくじろじろ見られていて「食べづらいなぁ・・・。」と思ったのですが、お店の方から「これはあちらの方々からです。」とワインが出てきたときには、イエジにはない”イタリアらしいシチュエーション”に思わず笑ってしまいました。

帰りはその彼らがイエジまで送ってくれると言ってくれたのですが、いわゆるイタリアらしさに慣れてなかった私たちは断ってしまいました。その後全くしつこくすることなく「それじゃ楽しんで食事していってね」といって去っていった姿を見て、友達を作るチャンスを逃したかな〜と思ったのでした。(イエジではなかなか友達が出来ないのです・・・)

長かったGENGAへの旅も、帰りはスムーズに電車に乗ることができ、無事幕を閉じました。振り返るとなんだか可笑しいことだらけですが、鍾乳洞は素晴らしかったしイタリア男のナンパ術?も垣間見れたし、なかなか楽しい一日でした。

 GENGA駅

※GENGAにはテルメとよばれる温泉もあるようなので、凝りもせず今度は夏に行ってみたいと思いました♪
| junaprile | イタリア小旅行 | 05:39 | comments(0) | - |
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